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2/28白石元久 生誕祭2025『音空間の饗宴〜 The Day Before 〜』開催のお知らせ
閏年生まれの白石の”今年の誕生日”2月28日(金)に御茶ノ水RITTOR BASEにて開催!!
白石元久生誕祭2025
『音空間の饗宴~ The Day Before ~』
cali≠gariの石井秀仁をボーカルに迎え、この1月29日(水)、30日(木)、東京・御茶ノ水RITTOR BASEにて約22年ぶりとなる単独公演を行ったCROW。
GRASS VALLEYのドラマーとしてデビューした後、SOFT BALLETや平沢進ほか数々のアーティストのサポートやセッションを行い、P-MODELにも在籍した経歴をもつ上領亘と、SOFT BALLETやENDSなど様々なアーティストの作品を手がけてきたマニピュレーター、アレンジャー、レコーディングエンジニアである白石元久。
この2人によってインダストリアル/エレクトロニカ・ユニット“CROW”が結成されたのは、2001年のこと。yukihiro(L'Arc~en~Ciel、ACID ANDROID)や遠藤遼一(ex.SOFT BALLET、ENDS)、Darieら豪華ゲストをフィーチャーして開催されたライブ「“Surround Space Perception”(四方空間知覚)」は、TCエレクトロニック社のサラウンド・システムと映像を駆使した画期的なもので、音響マニアの間でも大きな注目を集めた。
2005年には1stフル・アルバム『Hajimari~始』を発表し高い評価を得たものの、その後20年近く動きのなかったCROWが再び姿を見せたのは2022年。石井秀仁(cali≠gari)がボーカルを務めるGOATBEDとの2マン・ライブを行い、さらに2024年9月3日にはバトゥール東京で開催された上領亘の60th Birthdayイベント「龍鼓の宴」にて4曲を演奏。なんと約20年ぶりの新曲も披露され、孤高の世界観と独自の音楽性で観客を圧倒したのだった。
そんなCROWが22年ぶりのワンマンライブを開催する場所として選んだのは、音響に特化した多目的スペース、御茶ノ水RITTOR BASE。どの席でも妥協のないハイクオリティーなサウンドを楽しんでもらいたいという思いから、席数は各日限定35席のみ。ただでさえ席数が少ないことに加え、CROW公式ファンクラブ"Black Cats"の開設(1月10日スタート)や、上領60th Birthdayイベント「龍鼓の宴」でのライブ映像を4週に渡ってYouTube公開するなど、大いに期待が高まっていたこともあり、チケットはまさに争奪戦。平日の開催にもかかわらず二日間とも瞬殺でsold outした。
実際、本ライブでの音の素晴らしさは予想をはるかに凌駕するもので、リハーサルの段階からメンバーたちも手応えを実感。目を輝かせながら感嘆の言葉を口にしていた。同じくオーディエンスの皆さんも、終演後に「凄かったね!」と興奮気味に感想を語り合っていたし、2日間ともチケットをゲットした方が2日目の入場時に「昨日はこの席で聴いたけど、前後左右のバランスが凄かった」などと話しながら席を選んでいたり、さながら音響という快楽を知ってしまった人間の集会のような状態に。全身を包み込むような低音や、鼓膜をグッと押されるような音圧など、CDでは感じられなかった音の体験に、目から鱗だった方も多いことだろう。
上領が制作した近未来チックな映像と、白石によるSEやシステムを駆使したサウンドメイクが描き出すCROWの世界観に、まさに御茶ノ水RITTOR BASEという環境はぴったり。密室感と緊張感が貫かれつつ、知性と品格を兼ね備えたアグレッシブな演奏を繰り出すCROWのライブを味わう上で、これ以上適した空間はなかなか見つけられないように思う。
一方、オンライン配信のクオリティーも特筆もの。会場では上領による映像をプロジェクターで背景のスクリーンに投影していたが、配信のほうでは映像データ用にチャンネルを一つ使用。スイッチャー技術によって、メンバーの演奏姿にCGをレイヤーしたり、クロスフェードで切り替えて見せたりと、映像作品として成立するほどの完成度でCROWの世界観を拡張表現していた。
また、演奏後にアフタートーク・コーナーが用意されていたこともファンにとっては嬉しいサプライズだったのではないだろうか。教室ほどの近距離で、上領と白石がフレンドリーなトークを展開してくれる日が来るとは…。
そして、1月30日のアフタートークで急きょ告知されたのが、2月28日の“白石元久生誕祭2025『音空間の饗宴~ The Day Before ~』”。閏年生まれの白石の誕生日イベントでもあり、大盛況だった1月の2Daysライブのアンコール公演でもあるそうだ。ゲストとして登場するのは夢時。上領と若狭さちによるテクノ民謡ユニットNeoBalladのコアメンバーでもあり、昨年9月「龍鼓の宴」でのCROWライブにて艶やかな演奏で華を添えたのも記憶に新しいテクニカルなギタリストだ。エイドリアン・ブリューを想起させるような存在感あるギタープレイが印象的な夢時だが、彼が全面的に参加するCROWのサウンドがどのようにアプローチを変えるのか、今からワクワクである。活動の度にめざましい進化を続けるCROWの音世界。刮目して待つべし。
(text: 舟見佳子)
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2025.2.28(金)
白石元久生誕祭2025
『音空間の饗宴~ The Day Before ~』
〈出演〉
CROW(Drums&映像 上領亘・System 白石元久)
ゲスト:Guitar 夢時
〈時間〉
OPEN18:30 START19:00
〈料金〉
ライブ:6,900円(税込・アーカイブ視聴券付)
配信視聴券:3,300円(税込)
〈チケット発売日〉
◆FC先行:2/10(月)20:00〜
◆一般・配信:2/12(水)20:00〜
https://crow-20250228.peatix.com/
※チケットは先着順となります。お席は自由席です。
配信チケットは3/7(金)23:00までご購入、アーカイブ視聴可能です。
※FC先行は会員様限定、一般チケットは一度に2枚までお申し込み可能。